フランクフルト空港で飛行機写真を撮ってみる。
今回のヨーロッパ遠征の最終撮影地はフランクフルト空港を選んでみました。
フランクフルト空港もヨーロッパではトラフィックの多い空港の一つで撮影環境も良好なので、ドイツのスポッターのみならず世界中からスポッターが集まって来る空港です。
では、早速フランクフルト空港で飛行機撮影についてレポートしてみましょう。
フランクフルト空港にはターミナル2に展望デッキがありますが、ここは夏場(4~10月)だけの開放なので、私が訪問した3月末ではまだ開放していませんでした。それにこの時期のターミナル側からの撮影は逆光になってしまうので、私はこの空港の有名な外周撮影ポイント「ベルリン大空輸記念公園」横の土手を目指すことにしました。
しかし、このポイントに向かうのには少々面倒なルートをたどりました。
このポイントは空港駅から電車に乗って一駅目のZeppelinheimに向かえば行けるようで、空港駅にある周辺地図でも隣の駅として記載されています。しかし、路線系統図の方を見ると空港駅とZeppelinheimはつながってなく、一度フランクフルト中央駅に向かう列車に乗って隣の駅であるStadionで降りて、そこでZeppelinheim方面に向かう電車に乗り換えるという行程で行かなければならないようです。
フランクフルト空港駅にある空港周辺の地図。確かに地図上ではZeppelinheimに線路はつながっていますが、今回は①~②~③~★のルートを通ってポイントに向かいました。★印のポイントまでは空港沿いの遊歩道を歩いても行けますが、30分ほど歩きます。
その点を空港駅の案内所で確認してみたらやはりその通りで、空港駅ではご丁寧にZeppelinheimまでの直近の電車の時刻と列車番号をプリントアウトして渡してくれました。空港駅からZeppelinheimに向かう人は多いのでしょう。案内所のスタッフもこなれた感じがしました。土曜日の日中ではこの経路の運行間隔は30分に1本くらいの感じです。
空港駅の案内所
乗り場は空港駅の地下ホームからFrankfurt中央駅方面に乗って下さい。
空港駅からまずはStadion駅に向かいます。この駅も森の中にある感じです。
どうやら、空港駅からZeppelinheimまでの直通の線路は特急列車や貨物列車の引き込み線のような役割のようです。
そして、電車を乗り継いでZeppelinheimへ向かったのですが、車窓から見える景色はただただ森。成田空港から成田に向かうまでの京成線の車窓並みのローカルな雰囲気なところを走って行きます。この日は土曜日だったこともあってか、電車内の雰囲気ものんびりしていました。
そして、駅から撮影ポイントまでは森の中の小道を空港方面へと小鳥のさえずりと時々聞こえるジェット音を聞きながら10分ほど歩きます。するとアウトバーンを渡る歩道橋が見えてきて、その歩道橋を渡ると撮影ポイントの土手にたどり着きます。
Zeppelinheim駅からは空港方面に向かって、この森の小道をまっすぐ歩いて行って下さい。
森の小道を抜けてこの歩道橋を渡ればポイント到着。
ポイントはこんな感じで空港が見渡せます。
この日は土曜日で天気も快晴だったせいか、土手にはたくさんのスポッターや家族連れ、サイクリング途中で飛行機見学をする人などで大いに賑わっていました。
このポイントはマンチェスターほどの至近距離ではないですが、目の前をタクシーウェイが通っていて、そこを通り過ぎる飛行機が間近で見られますし、目の前を離陸していく飛行機も300mm程度のレンズで撮ることができるので、ポイントとしてはなかなか環境が整っているところです。
ですが、このポイントはマンチェスターのRunway Visitor Parkのような公園として整備されているわけではないので、トイレやお店などは近所にはありません。ですので、食料や飲み物はこのポイントにくる前に調達しておいた方が良さそうです。トイレについては土手を下りたところにある「ベルリン大空輸記念公園」の管理事務所で借りるか、またはその先にある「インターシティーホテル」で借りるようになります。
しかし、このポイントはピクニック気分でのんびりと飛行機見学が楽しめるところですので、オススメのポイントと言えるでしょう。